5月18日に「森羅2023」のキックオフミーティングを開催します。
詳細、登録はこちらから:https://c5dc59ed978213830355fc8978.doorkeeper.jp/events/156081
当日の録画を公開しました。(YouTube)
「森羅」は、協働による知識の構造化を目指し、Wikipediaの分類、属性値抽出、リンキングタスクを実施します。説明可能な人工知能構築を目的とした知識構築のプロジェクトです。
また本年度からの取り組みとして、今まで構築した森羅データを扱うことができるShinra APIを自由に活用し、Wikipedia構造化データを用いたデモアプリケーションを制作していただくデモアプリ制作トラックを開催いたします。
参加者のアイデアを実現するため、主催者である森羅プロジェクト実行委員が全力でサポートします。この機会に、参加者の皆さんの独創性あふれるアイデアや技術を発揮し、これからの構造化データの活用をリードするアプリケーションを共に創りましょう。
招待講演者として、鈴木久美先生(元 Microsoft Bing対話型検索プロダクトマネージャー)をお招きし「Bing対話型検索とGPTモデル」の講演をしていただきます。
文書分類、固有表現抽出、エンティティ・リンキング等のタスクに興味のある皆様、構造化データの利活用に興味のある皆様、自然言語処理周りの研究者、学生のみならず、異分野の方の参加も歓迎します。
日時: 2023年5月18日13:00-15:00(12:30開場)
形式: 対面・オンラインのハイブリット(理化学研究所 ⾰新知能統合研究センター、zoom)
zoom アドレス: リンク
当日の録画: YouTube
参加申し込み: 現地参加、オンライン参加の方も下記で登録下さい。(ご登録いただいたメイルに、入館用QRコードかzoomアドレスをお送りします)
https://forms.gle/eqVbE3Ztfr4PnYzZA
タイムテーブル:
12:30 開場
12:30-13:00 森羅紹介動画
13:00 開会
13:00-13:15 森羅の概要 [資料]
13:15-13:30 森羅タスクの説明 [資料]
13:30-13:40 公開データの説明 [資料]
13:40-13:45 リーダーボードの説明 [資料]
13:45-14:00 デモアプリ製作トラックの説明 [資料]
14:00-14:10 質疑応答
14:10-14:15 休憩
14:15-14:55 招待講演「Bing対話型検索とGPTモデル」[資料]
(鈴木久美先生(元 Microsoft Bing対話型検索プロダクトマネージャー))
14:55-15:00 閉会の辞
15:00 閉会
森羅2023タスクの詳細は https://2023.shinra-project.info/ をご覧ください。
<招待講演>
【講演者】
鈴木久美先生(元 Microsoft Bing対話型検索プロダクトマネージャー)
【タイトル】
Bing対話型検索とGPTモデル
【概要】
ChatGPTがその性能で世界を驚かせている中、今年2月マイクロソフトはGPTモデルをインターネット検索に応用したサービスを開始した。このサービスの開発にプロダクトマネージャーとしてかかわった経験から、大規模言語モデルを検索に応用する際の利点と限界を紹介し、またその性能の改善に構造化知識が有用であるかその可能性についても考察する。
【略歴】
2002年シカゴ大学大学院言語学部卒業(PhD)。在学中の1995年からシアトルのマイクロソフト本社の研究所(Microsoft Research)で自然言語処理の研究に従事。2012年に事業部に移り、音声アシスタントCortanaや、Bingの音声検索・対話検索のプロダクトマネージャーとして、最新の言語処理技術を実際のサービスに応用するプロジェクトを多く手掛ける。2023年3月にマイクロソフトを退職、4月より理研AIP関根チームでテクニカルアドバイザーを務める。
<デモアプリ製作トラック>
本参加型トラックは、Shinra APIを活用してWikipedia構造化データを用いたデモアプリケーションを制作していただくことを目的とします。参加者には、Shinra APIをはじめとする各種ツールやデータを利用範囲内で自由に活用し、最終報告会にてWikipedia構造化データを用いたアプリケーションのデモまたはコンセプトを発表していただきます。
参加者のアイデアを実現するために、主催者である森羅プロジェクト実行委員が全力でサポートいたします。希望する参加者には、実行委員メンバーとのミーティングの機会が提供されます。ブレインストーミングや実装に関する相談など、どのような形で活用していただいても問題ありません。さらに、中間発表で提示されたアイデアの中で、良いデモアプリケーションに発展する可能性のあるものについては、実装のためのあらゆるサポートを実行委員が提供いたします。
この機会に、参加者の皆さんの独創性あふれるアイデアや技術を発揮し、これからの構造化データの活用をリードするアプリケーションを共に創りましょう。
[参考資料]
言語処理学会第29回年次大会(NLP2023)における、大規模言語モデルと知識ベースを組み合わせた研究に関するサーベイ資料を公開いたします。(文責: 研究パートタイマー 林歓樹)
キャッチアップやデモアプリの構想などにお役立てください。
<森羅2023 詳細>
森羅2023ホームページ https://2023.shinra-project.info/
<インタビュー動画>
これから参加しようと考えている皆様へ。YouTubeの森羅プロジェクトチャンネル( https://www.youtube.com/channel/UCinySArJ9BhePQA1zyYjJJQ )では、過去の森羅プロジェクトの参加者や実行委員へのインタビュー動画を公開しています。実際に参加された方や運営した方の生の声をお届けします。また、過去の説明会などの動画も公開していますので、ぜひご覧になってください。
<森羅タスク日程>
キックオフミーティング:2023年5月18日13:00-15:00 @日本橋AIP & zoom
データ公開: 2023年5月中旬
リーダーボードオープン:2023年5月中旬(準備ができたタスクから公開)
実行結果の提出締切: 2023年10月末日(予定)
評価結果の返却:2023年11月中旬
ワークショップ:2023年12月
<連絡>
森羅slack(基本的にはslackで連絡します。参加は森羅2023ホームページ(https://2023.shinra-project.info/)から)
森羅2023実行委員会
理研AIP 言語情報アクセス技術チーム